先日、睡眠の効果を調べましたが睡眠時間を確保したほうがいいといいつつも短眠法なんていう睡眠方法もあります。
短眠法を支持している人は
- 勉強時間が確保できる
- 時間が有用に使える
- 睡眠のとりすぎで脳に酸素があまり行かずに睡眠不足になる
などの意見も出ています。
- 短眠法は体に良いものなのか?
- 短眠法で得られる効果とは?
- そもそも短眠法の正しいやり方とかあるの?
など短眠法の疑問について調べてみました。
本当に身体に良い方法で、効果もあるとしたら忙しい現代人向けだとは思います。
短眠法とは?
短眠法とは、「短時間睡眠の方法」を略して言っているようです。
睡眠時間を短くすることで、
- 自分の自由な時間が増える
- 躍進のため勉強時間を確保する
- 短い睡眠の方が健康的
などの理由から短眠法を模索している人もいるようです。
この短眠法を無理に行うことで睡眠障害などになるので誰でも短眠法で誰もが成功している訳ではありません。
短眠の人はショートスリーパー(短眠者)と呼ばれ、短い睡眠時間で健康を保っていられる人のことを言います。このショートスリーパーには偉人や成功者が多いことからも短眠を真似て自分も成功したいと思う人もいるようです。
ただ、ショートスリーパー達は自ら寝ないのではなく、短い時間でも健康を保っていられる人のことですので体質的なことも関係しているのかもしれません。
短眠法はショートスリーパーと関係あり
成功した人や偉人にショートスリーパーが多いことから短眠法がいいと言われているようです。
普通の人ですと「短い睡眠時間しか取ることができない」という不眠症の患者になってしまうのですが、ショートスリーパー達は、「短い睡眠時間でも毎日健康的に暮らしている」のです。確かに短い睡眠時間で健康に過ごせたら一日の活動時間も増えるので仕事をしながらあれもこれもと出来てしまいます。りそうですね。
ですが、彼らが極端に短い睡眠時間でも健康的でいられるのは、遺伝子に原因があるとも言われています。
ショートスリーパーだと言われている人たち
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- エジソン
- ナポレオ
- ギリスのマーガレット・サッチャー元首相
- ビル・ゲイツ
- 明石家さんま
- みのもんた
- 上戸彩
- 伊集院光
ただこの方たちの睡眠時間は一日2時間や3時間となります。
普通の人の睡眠時間7時間×365日 = 2,555時間
ショートスリーパーの人4時間×365日 = 1,460時間
その差は、 1,095時間となり一年にするとかなり損をしているのか得をしているのかということになります。
ショートスリーパー達のように2~4時間の睡眠時間は無理があるとしても、一日8時間寝ている人が、7時間にするとか6時間にする程度なら短くできそうですね。それでも、年間に換算するとからリの時間の余裕が生まれます。
短眠法で得られる効果
- 時間が出来ることで時間に余裕ができる
- 朝起きる時間が一定になり生活リズムが整う
- 良い睡眠が出来るようになるので健康にも美容にもいい
- 良い睡眠が効率アップをもたらす
短眠法を取り入れるには生活習慣を正すことが必要となります。それだけでも多くの良い効果が表れることは想像できます。
ですが、短眠法を取り入れたいと考えている人はやはり、【自分の自由な時間の確保】が最大の目的だと思われます。成功するために+αの勉強、趣味に費やすなど使い方は様々ですが、今まで出来なかったことにも挑戦できるチャンスのために短眠法を始めるようです。
短眠法のやり方
短眠社は一日の睡眠時間が毎日6時間以内でも健康に差し障りのない人となります。
6時間の短眠法を目指すために最も有効的なのは、起床時間を毎日同じ時間に設定することです。
毎日同じ時間に起きることで身体が起床時間を覚えていき、眠っている状態から目覚めやすくなるため生活サイクルが崩れにくくなるのです。平日だけショートスリーパーで休日はグッスリ寝たいと考えている人は無理だと思った方が良さそうですね。
毎朝、一定の時刻に起きられるようになったら、次は寝る時間を徐々に遅くしていきます。
30分ずつ遅くしていきますが、2週間ずつ遅くしていきます。
そして、日常的に少しの時間、仮眠(昼寝)を取ることも必要です。仮眠を取る前にコーヒーを飲むことで短時間で気持ちよく起きることが出来るようになると言います。
これはぜひ試してみたいですね。
毎日6時間の短眠を成功させるために注意するべきこと
- 寝る3時間前には食べない
- 食べ過ぎず、腹八分目を心がける
- 野菜や魚中心の食事を心がけ、夕食は特に肉を食べ過ぎないようにする
- 寝酒は控える
- TVやPCは寝る1時間前にはやらない
- 寝る前は間接照明などでゆったりと過ごす
- 寝る前に暖かいお風呂にゆっくりつかる
- 寝る前にストレッチなどの軽い運動をする
- 寝る前にホットミルクをのむ
- 毎日一定のリズムで睡眠をする
- 昼寝を10~15分程度しておく
- 睡眠時間は徐々に減らす
- 起床時間は一定にする
- 朝起きたら太陽の光を浴びる
- おいしい朝食や読書など、朝やりたいことを用意する
- 早起きする目的を紙に書き出し、寝室の壁に貼る
- 不安なことは全部紙に書き出して、ストレスを溜め込まない
- 眠れなければ本を読む
- 日中に30分以上の運動を心がける
- 完ぺき主義を捨て、寝坊しても翌日からまた再開すること
短眠法を習得してショートスリーパーになるためには人間的にもかなり成長しなければならないことがわかります。
ショートスリーパー達が成功したのではなく、成功するような人物だからショートスリーパーになれたのかもしれませんね。
短眠と食事の関係
短眠者になるための心得の中に食事に関わるようなポイントもいくつかありましたが、食事と短眠も関係が深いことが分かっています。
[surfing_su_box_ex title=”食事で注意するポイント” box_color=”#79b2ed”]寝る3時間前には食べない
食べ過ぎず、腹八分目を心がける
野菜や魚中心の食事を心がけ、夕食は特に肉を食べ過ぎないようにする
寝酒は控える[/surfing_su_box_ex]
ショートスリーパーは少食だともいわれていますが、短い時間で質のいい眠りをしているのですから暴飲暴食をしていては無理です。
食事の後は、食べ物を消化吸収するのにまなりのエネルギーが使われ、内臓に負担がかかっている状態です。この状態での質のいい眠りは無理ですから質のいい眠りをするためには内臓に負担のかからないような食事をする必要もあります。
ですから夕食時は消化に時間のかかる肉などは食べ過ぎないように野菜中心の食事にするといいですね。
短眠法は危険もあるので注意するべき
短眠法を取得したいからと言って寝不足になっていては意味がありません。
また、普通の人が3時間睡眠を続けると、パソコンや運転手など視覚関連の仕事でかなりミスが増えることもわかってきています。3時間睡眠で健康な方は遺伝子の関係もあるので未だ解明されていません。
寝不足になることで恐ろしい事態が起こることも知ってから短眠法に挑戦しましょう。
- 睡眠リズムの異常
- 認知機能が低下
- 生活の質の低下
- 糖尿病・脳卒中・心筋梗塞といった生活習慣病リスクが上がる
- うつ病の発症
- 免疫系が落ちて感染症にもなりやすい
- ホルモンの分泌の異常
- 活動意欲の低下
- 記憶力の低下
などがあげられています。
また、厚生労働省の運営するe-ヘルスネットでも睡眠に関しては多くの情報がありますので参考にしましょう。
[surfing_su_quote_ex cite=”厚生労働省 e-ヘルスネット” url=”https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-003.html”]睡眠不足や睡眠障害
子どもへの大きな影響 子どもの生活時間の夜型化や睡眠時間の減少は、成長の遅れ・注意や集中力の低下・眠気・易疲労感などをもたらします。睡眠を妨げる肥満による睡眠時無呼吸症候群は、子どもにも増えています。適切な睡眠習慣と健康に関する知識を啓発していく必要があります。[/surfing_su_quote_ex] [surfing_su_quote_ex cite=”厚生労働省 e-ヘルスネット” url=”https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html”]睡眠と生活習慣病との深い関係
質の悪い睡眠は生活習慣病の罹患リスクを高め、かつ症状を悪化させることが分かっています。睡眠問題は「睡眠習慣」と「睡眠障害」の問題に分けられます。睡眠習慣については睡眠不足やシフトワークなどによる体内時計の問題、睡眠障害については睡眠時無呼吸と不眠症の問題を取り上げ、それぞれ生活習慣病との関係を明らかにします。[/surfing_su_quote_ex]
睡眠には単眠と複眠があった
短眠法とは少し違いますが過去の偉人達も実践していたと言われているのは「複眠」だといいます。
睡眠には2種類あり、睡眠時間を複数に分ける「複眠」と、夜だけ寝る「単眠」があります。そして「複眠」は「単眠」よりも効果的だといいます。
レオナルド・ダ・ヴィンチ・エジソン・ナポレオンは夜まとめて寝るのではなく複眠だったといいます。特にレオナルド・ダ・ヴィンチは、1日を6分割して、4時間ごとに15分睡眠をとって、一日で合計1時間半眠っていたと言われています。
偉人達は一日の睡眠を数回に分けていたようですが、昼寝をして一日こ2回以上眠るのも複眠(多相性睡眠)といいます。
昼寝を取り入れている人多いですよね。ですが、一般的には成人は1日1回の単眠(単相性睡眠)、乳幼児と高齢者は複眠だといいます。
この昼寝に関しては効果があると言われ始めていて、学校教育でも10分間の睡眠時間を取り入れているなんて話も聞いたことあります。一日数回寝ることで効率もアップできるといいます。
昼寝が複眠だというのでしたら私も複眠となります。
先進諸国では、昼寝をとるために仕事を中断することは罪悪視されましたので、とらないことが習慣となっていますが、日本も農耕社会だったころは、昼寝の習慣があり、脳を活性化させ、体力をも回復する効果があるとされていました。
昼休みに30分の昼寝が出来る環境下にあるのでしたら、複眠を取り入れて一日6時間睡眠も実現できそうですね。
短眠法は受験生も取り入れられるのか?
短眠法が実現できれば受験生は助かるでしょうね。
受験生で短眠法を取り入れる場合も眠くて勉強が頭に入らない状態では意味がありません。
学生なら昼休みがありますので、昼休みに勉強している時間を30分、昼寝時間として夜の勉強時間を増やすなど効率アップを図るといいですね。
運動系の部活動を引退したら6時間睡眠と複眠を取り入れていくといいですね。
そして受験生はお風呂に入るタイミングもポイントです。お風呂に入ると眠くなるので、お風呂に入ったら即寝る習慣をつけ良い睡眠をとることで脳を活性化させましょう。自分にあう単眠時間をしっかり把握して受験に取り入れていきたいですね。
まとめ
短眠法を取り入れることの効果は高いですね。
8時間睡眠が大事だとも言いますが、8時間にこだわらず6時間でも健康で過ごせるのでしたら、起きている2時間は余分に使える時間となります。ただ、短時間睡眠を実行する前に、浮いた2時間の有意義な使い方を決めておくことも大事ですね。その上で短眠法を取り入れることでより充実した人生が送れそうですね。
ですが健康第一ですので睡眠不足だと感じたらしっかり睡眠をとり、もう一度、自分の睡眠について考え直してみましょう。
良い睡眠をとったときの効果も考慮して睡眠時間を見直してみるといいですね。
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