冬になると貼って出かける人の多いホッカイロ。
2018年1月のフジテレビの人気特番「逃走中」のとある場面。今回はドラゴンボールとのコラボでしたが、見た方は知っているとは思いますが、ブルゾンちえみさんがサンシャイン池崎さんの背中のカイロのことを指摘した場面ありましたよね。
やっぱりホッカイロは背中に貼る人が圧倒的に多いと思うのですが、あれって正しいのでしょうか?
私も背中派ではありましたが、最近はお腹に貼るようにしました。
あまりに冷えた日はお腹に貼り就寝していますが、よく眠れます。
そこで今回はホッカイロを貼る場所に関して調べてみました。
カイロのおすすめ
実は私も以前はホッカイロやカイロを使って体を温めるのは良くないからと一切使用していませんでした。本来、人間は自分の力で体を温めることが出来る機能を持ち合わせているから、その力を使用した方がいいと思うからです。実際、今でもそう思いますが、あまりに体調の悪い日が続き、体を温めることで健康になれると知り使い始めました。
日経スタイルにも、医学博士で健康科学アドバイザーの福田千晶さんの記事が紹介されています。
ではカイロを使う際は、どこに貼ればいいのだろう。福田さんは「肩・首は凝りの改善や風邪の予防に、腰は腰痛や生理痛の改善に、足は膝の痛み、だるさやむくみの改善に効果的」と助言する。日経スタイル
効果的に使用することで体を温め健康も維持できるなら使ってみない手はありません。最近は部分的に合わせたカイロも発売されていますので、貼る場所や注意点を理解して効果的に使用していきましょう。
ホッカイロを貼る場所と注意点
ホッカイロは貼る場所により効果が違ってくるといいます。そしてホッカイロは低温火傷の危険もありますので注意も必要です。特に貼る場所によっては低温火傷をしやすい場合もありますので腹巻を使うなども必要となってきます。また、貼らない方がいい場所もありますので知っておくといいでしょう。
体温が1度下がると、基礎代謝は約12%ダウンするといわれていますので、カイロで身体を温めることで、体温を上げて基礎代謝をUPすることも期待できます。ですから、目的に応じて貼る場所を選び、NGなことを避けて行いましょう。
貼らない方がいい場所
ホッカイロを貼らない方がいい場所は熱を発汗する場所です。頭・わきの下・足の付け根になります。
高熱を出した時、冷やす頭やわきの下などに貼るのはNGとなります。これらの場所に貼る方はいないと思いますが、通常体温調節を行う場所ですので、熱をもつと放出していきます。ですからその部分だけ熱くなり熱を放出するので体全体が温まることはありません。また、温度調節を行う場所ですので、温めることで逆効果にもなりますので貼ることはやめましょう。
これはしてはいけない4つのNGなこと
- 就寝時に使う
- 肌に直接貼る
- こたつなど他の暖房器具と併用する
- 胸ポケットに入れる
この4つは行わないようにした方がいいようです。とはいえ、私は就寝時に使用していました(;’∀’)
毎日ではなく、風邪をひいてお腹がゴロゴロしていた時に腹巻をして寝ていました。これはNG行動だったとはビックリしました。低温火傷はありませんでしたが以後、注意しないといけませんね。
そして4つ目の、”胸ポケットに入れる”ですが、心臓に貼ると心臓に負担がかかり吐き気などが起こる場合がありますので、胸ポケットに入れておくのもNGとなります。
効果的なホッカイロを貼る場所

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カイロは貼る場所によって現れる効果に違いがあるといいます。温めても意味のない場所に貼るより、より効果的な場所に貼りたいものです。
一般的には3つの首(首・足首・手首)を温めるといいとか、体の真ん中を温めるといいと言われていますが、カイロを貼る場所も昔から言われている通りの場所に貼ることで体が温められるなどの効果が出るようです。
どこに貼るといいのか覚えておいて寒さを乗り切りましょう。
首の後ろの付け根(大椎)
身体を温めるために最も効果的なのが、首を前に曲げた時、後ろにできる突起の下のくぼみにある「大椎(だいつい)」のツボに貼ることです。3つの首(首・手首・足首)を温めるといいと良く聞くように、首には太い血管があり、この大椎はこの血管が通る道にあります。ですから、大椎を温めることで、全身に温かい血が巡っていくのです。
また、首は肩こりの解消や風邪予防にもおすすめの場所となります。
肩甲骨
背中や肩甲骨周辺は疲れがたまりやすく、緊張しやすいところでもあります。この辺りは寒さでも凝りやすい場所でもあります。また、内臓のツボやコリのツボがある場所でもあります。肩甲骨下の間あたり、背中の中央に貼ることで、肩まわりから背中周りの筋肉がほぐれて血行がよくなるため、全身が温まります。
体の中心部を温める事で、手先や足先まで温める効果がある場所です。
また、
腰周辺
腰には「腎兪(じんゆ)」と「命門(めいもん)」というツボがあります。真ん中に命門、その両脇に腎兪がありますので合計3つのツボが並んでいることになります。骨盤の上のあたりでクビレている場所です。この辺りに貼ることでも血行が良くなり身体全体が温まるといいます。
また、腰にはもう一か所おすすめの場所があると言います。骨盤の上後部分「仙骨(センコツ)」の上部分、いわゆるおしりの上部分になります。この辺りに貼ると、腰の血行を促してくれて全身の冷えをよくしてくれるといいます。
また、下半身の冷えを解消したい場合は腰に貼ることがおすすめだと言います。
お腹
特に、内臓型冷え症による低体温の人はおへそより1〜2センチ下のところにカイロを貼りましょう。お腹を温めると臓器の働きもよくなります。臓器の周りですので大きな血管も集まる場所になり血液の循環が良くなりますので、末端冷え症の人もここを温めるのはおすすめです。
また、お腹を温めることで内臓が温まり代謝がアップします。その結果、余分な脂肪燃焼にも繋がります。
足首・くるぶし
3つの首足首には三陰交という冷えに効くツボがあります。特に女性は末端冷え性が多いので足首に貼るのもおすすめです。
風邪の時ホッカイロを貼る場所
風邪の引き始めはわかっていてもどう予防したらいいのかわかりません。テレビ番組で見ても一冬越すと忘れてしまっています。東洋医学ではツボを温めることで風邪予防をします。風邪のツボにホッカイロを貼ることで、”風邪ひいたかな?”って時に予防できるかもしれませんので試してみて下さい。
東洋医学では、風門(ふうもん)から風邪が入ると言われているので、風門を閉じることで予防できるといいます。風門は、先ほど紹介した首の後ろの付け根(大椎)の辺りですので、大椎から縦に貼れば風門を温めることが出来ます。
喉が痛む・イガイガする、寒気がする、食欲がない、喉が渇くなど風邪の始まりは人それぞれですが、”もしかして風邪ひいた?”と思った時、ホッカイロを貼ってみるといいですね。
但し、大量に汗をかいた時などは、汗が冷えて体が冷えますので着替えを小まめにするなどしないと予防にはなりませんのでそちらも注意しましょう。
生理の時ホッカイロを貼る場所
女性の場合、生理痛がひどい人って多いですよね。
私の高校の時の同級性は男子も生理日だとわかるほど、生理の時はひどい状態でした。社会人になると生理日でも休めない時もあります。ホッカイロで体を温めることで生理の緩和を行っている女性もいるといいます。
ですが、生理の時にホッカイロを貼って効果がでるツボなどは特にないようです。
ですから、個々で試してみてホッカイロで効果があるのか実践してみるほかないようです。ですが、お腹や腰に貼る女性は多いようです。
私は首の後ろによく貼ります
私は首の後ろによく貼ります。
疲れた時って、首や肩のあたりが凝っていることが多いんです。ですから、首の後ろに貼って仕事に出かけます。時間が経つと徐々に暖かくなり首も肩も凄く楽になります。
その他には、冷えて腰が痛い状態の時に腰にも貼ります。こちらも徐々に温かくなり、ほぐれてくる感じがします。固まった体は温めることで巡りもよくなり調子が戻ってきます。
ただ、ホッカイロは熱くなりすぎるので衣類の上から貼るようにしています。湿布などは肌に直接貼りますが、ホッカイロは肌には直接は貼らないようにしましょう。
まとめ
近頃は温活という言葉もあるように体を温めることで得られる効果は多いです。女性特有の症状が長く続く、肩こりが解消されない、お腹周りに脂肪が溜まるなど多くの原因は冷えからきているとも言われています。寒さで体が冷えているのでしたら、自分に合ったカイロを発見し、体温を上げてみてもいいと感じました。
また、カイロだけに頼らず体を温める食事や生活習慣を日々、工夫していきたいですね。
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