自分の身を守るため、自分の思いを通したいがため、人を落とす人は必ずいます。
そういった人がそのような行動をとる理由は様々ですが、基本的にこの先、その人が変わることはありません。
ですから、その人との距離の置き方や、防御する方法などを身に着けることです。
そして一番楽だけど一番してはいけないことは、その人の仲間になるとか言いなりになることです。そうなったら、ずっとその人に振り回され怯えて暮らすことになるからです。
そうならないためにも、“うまく逃げること”は生きるための重要なスキルとなります。
そんなスキル、私には必要ないと思っていると足をすくわれる結果となりますので、防御法だけでも知っておくとこの先、何かの役にたつと思います。
モンスターといわれる人の5つの感情
自分のことは棚に上げて置いて誰かをいじめたり攻撃する人に共通する5つの感情があると言います。私の近くにいるモンスターにも当てはまる事項が数個ありました。
自分のポジションを守りたい
まず第一は、自分が持っている利益を守りたいから、邪魔になりそうな人を蹴落とそうとする心理があります。それは自分であったり自分の子共であったりしますが、ライバルになりうる人の悪口を言いふらしたり、会社でしたら、上司に“告げ口”をしたりと、陰で人を蹴落とすような行動をする。もしくは自分の感情や思い出話を大げさにして言いふらします。そして共感してくれる数人の人を囲います。
自分が1番でないと気がすまない
自分が何もしていないのに、他人より優位に立ちたい、自分はもっと評価されるべき、という“自己愛”が強すぎるので人を蹴落とそうとします。
「○○さんのおかげです。助かります。」
「○○さん、ありがとうございました。」などと言わないと不機嫌になります。
会社では、上司から評価が高い同僚の“欠点”を探り、周りの人と協力して仲間外れにすることで、相手を価値がない人間として扱う人は、このタイプに所属する人です。
自分の悪いところを認めたくない
能力不足や弱点を認めたくない、自分の意見を通したいという心理から、他人の欠点を徹底的に追求することで自分の正当性をアピールしたいタイプです。過去に自分がしてきた行動や言動とは関係なく、人を攻撃してきます。相手が下でに出ることで満足します。会社ですと、部下を叱ったり、都合が悪くなると論点をすり替えて反撃したりするケースがみられます。
人の幸せが我慢できない
幸福な人や成功している人が許せないという“羨望” 型です。会社などで重要な仕事を任され、協力を頼んだときや、学校の行事、地域の行事などで、理由もなくかたくなに手を貸さないなど、相手の失敗で満足を得ようとします。目に付けた相手の幸せを壊すことで、自分の心を満たそうとする可哀そうなタイプでもあります。
イライラやストレスを発散したい
会社でよくみられる上司などが多いですが、仕事のストレスがたまっているときに、部下を怒鳴り散らす“八つ当たり”型です。イライラの原因はが自分より強い立場の上司に歯向かえないために、弱い相手を攻撃する、ある意味一番腐ったタイプとなります。常に特定の人を攻撃したりいじめたりすることで、自分の満たされない感情などを満たしています。
モンスターとの付き合い方の心得
基本的にモンスターとは付き合わない方がいいです。
切っても切れない関係だとしても深く関わらないようにすることがポイントです。相手は変わることがないので、この先一生モンスターに支配されるくらいなら一人の方がずっと気楽で自由だと思うからです。
観察をする
まずモンスターだと思う人をじっくり観察してみましょう。攻撃的な人は恐怖を抱いていることが多いです。ですから、何に恐れを抱いているのかを客観的に観察することで、隠したがっている“弱み”が見えてくるはずです。それにより、地雷を踏むこともないですし、たとえ攻撃されても腹も立たなくなります。
理解できないことを前提に
話し合えば理解してくれる、思いは伝わると思い一生懸命になると、反対に自分が心身ともに疲れ果て病を患ってしまいます。常に誰かを攻撃しているような、攻撃欲を抑えられない相手を変えることは困難です。というより出来ないと思いましょう。世の中には話の通じない相手もいると割り切って考えることも必要です。苦手な人、ましてや相手は他も認めるモンスター的な存在だとしたらに好かれなくてもいいと思いませんか。スルーする、上手くかわす力を身に付けた方が得断然自分の得です。
上手に避ける
モンスターと上手く付き合ったとしてもいつ攻撃の対象にされるかわかりません。子供関係の場合だと特にそうです。モンスターの子共よりもいい成績、モンスターの子共より目立つなどで攻撃の対象となります。ですから、モンスターだと感じたら最小限の会話だけをする。ランチやお茶の誘いに乗らない程度でも構いません。できるだけ避けて過ごしましょう。ここで最も避けたいのはお酒の席に同席することです。時間も長いですしお酒が入りどんな災いが降ってくるのかわかりませんので上手くかわしたいものです。
相手の求める言葉を発する
仲間になるなど深く関係しないことが前提ですが、極力会話をしないようにします。会話する場合は相手の求めている言葉をいいます。相手にお礼をいうとか、感謝の気持ちをいうことです。お世辞でもモンスターは喜びますので、話をする場合は相手を褒めておきましょう。それ以外の話はしない方がいいです。
自分の考え方を変える
モンスターと関わらないためには自分も変わることが必要です。
いい例が凄く美人で良い人なのに、男運がなく✖3とかの女性です。
「なんであんなについてないんだろ・・・?毎回毎回悪い男に引っかかって・・・」 と思いながらも3度も結婚して3度離婚したといった感じです。ですが、そのような女性は、悪い男にハマッて、世話をやいてあげて、振り回されて、悲しい思いをしてそれでもがんばってしまう女性です。
女性が考え方を変えれば悪い男にはひかかりません。
ですから人間関係も同様で自分が変わればモンスターに目を付けられてビクビクしなくてもいいんです。要はモンスターから声をかけられないけど嫉妬もされない、見られないような存在になればいいんです。
上記でも述べたようにモンスターは一生変わることはありません。だったら、怒らせないように付き合うとか、誘いに乗らないとか、常に一歩引くなどが大事になります。
そして一番重要なことは、人のうわさ話、影口、悪口などには加わらないことです。こういった話に加わるから、自分も同じ境遇になってしまうのですから、そういった話は避けるようにしましょう。それだけでも、かなりストレス軽減になると思います。
苦手な人とも付き合って行く
モンスターと付き合うのではなく、モンスターではないけど苦手だという人とも付き合って行くという事です。
同じ意見で気の合う人とばかり付き合っていても成長しませんから、モンスターではないけど苦手だという人とは積極的に付き合っていきましょう。
誰でもそうですが悪いところも良いところもあります。ですから良い所だけ見るようにします。そうすることで苦手だと思っていた人の思わぬ考え方なども知ることができます。
そして、人間関係には、優劣をつけることが肝心です。
A いつも自分を助けてくれる、最も大切な人
B 親しいですが少し心の距離を保ちつつ付き合っている人
C 表面的に印象よく付き合いたい人
理想と現実は違いますし環境も違いますので全てが上手くは行きませんが人間関係をこのように考えます。もちろん、Aとの関係はしっかり築き大切にしていきますが、BやCは社会人として常識の範囲であると考えましょう。
モンスターは微妙ではありますが加えるならCだと思います。付き合うなら差し障りなく付き合っていきましょう。
モンスター以外にも注意する
確かにモンスターは恐ろしい存在です。
ですが、ある意味、自分の理不尽な意見を貫き通しますし、間違っているのに堂々としています。そういった面では見習うべき所もあります。ですが、いつもモンスターの言いなりのおつきの人です。モンスターがある一人の人を攻撃した時、モンスターなりの理由があるはずです。ですが、お付きの人たちは理由もなく一緒に攻撃してくるのです。
いわゆるタヌキって奴です。
この人たちは自分がモンスターに目を付けられないような行動を取りますし言うことがいつも違いますので要注意ですが、上手に付き合って行くことでモンスターも回避できます。
最後に
モンスターはどこにでもいるものです。程度にもよりますが、そもそもの考え方が違いますのでどれだけ説明してもわかって貰えないことが多いと思います。そんな人に関わり辛い思いや悲しい思いをするくらいなら一人の方が断然いいです。ですが、子供が絡むとそうはいかない場合もありますので臨機応変な対処が必要となります。ですが、一番大切なことは自分がブレないことでもあります。
他人に対して理不尽な態度を取ったり、陰口を言ったりしないようにすることも必要です。また、モンスターに振り回される事のないよう、周りと支え合って感謝しつつ過ごして行けばよいのではないでしょうか。
また、日本人に多い不安要素の強い人はモンスターに足を救われることになりがちですので強いメンタル作りもしていくと良いのではないでしょうか。
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