子供が頻繁に鼻血を出すとちょっと心配になります。
子供は元々、鼻の中の皮膚が薄いので鼻血が出やすいんですよね。だから、花粉の時期だとか、鼻をいじったとか。くしゃみとともにとか理由が分かっていれば心配もしません。
でも、ご飯を食べていたら急に鼻血が出て来たら病院に行った方がいいの?
この鼻血の原因は病気じゃないよね?
しかも、繰り返し鼻血がでたり、一日3回とか何度もとかだとかなり心配です。
実は我が家の娘も鼻血を良く出します。
元気な姿を見ていれば心配ないとも思いつつ・・・でも心配だと思い鼻血が出る理由や対処法、生活の見直しなどを調べてみました。
子供の鼻血でどうしたらいいのか困っている親御さんの参考になれば幸いです。
子供の鼻血の原因
子供は、大人に比べて鼻血が出やすいです。
”公園で救急車を呼んだ”なんて話も聞いたことありますが、子どもはとにかく鼻血を良く出します。とはいえ、子供の体質にもよりますが出さない子もいます。
特に、かぜやアレルギーがあると鼻の粘膜が弱くなり、ちょっとした外力で出血しやすくもなります。
また、自分の子供の行動を思い浮かべて下さい。
子どもは無意識に鼻の穴をよく触りますよね。その後に手を舐めたりして・・・
この行動も、アレルギー性鼻炎があるとかゆみを伴うため、特に鼻をかく原因となります。こうなると当然、鼻血も出やすくなります。
主な3つの原因
- 暑さが続いたり興奮したりすると鼻に流れる血液量が増え鼻血がでやすくなる
- かぜやアレルギーがあると鼻の粘膜が弱くなり、鼻血が出やすい状態になる
- アレルギー性鼻炎がある場合、粘膜が炎症を起こして出血しやすい
普通に止まる鼻血なら心配いりません。特にアレルギーもちの子供だったら鼻血がでて当たり前だということなんですね。
こんな時は耳鼻咽頭科を受診しましょう
注意したいのは血液の病気です。血液の病気だと、血が固まらないので、長い時間圧迫していてもかさぶたができにくく、なかなか止血できません。こんな時は受診が必要です。
- いつまでもダラダラと鼻血が出ていて、なかなか止まらない
- ドバーといっぺんに沢山の鼻血が出る
- 鼻血以外に身体に皮下出血や紫斑などの青あざができる
- 元気がなくいつもと違う場合
鼻血の止め方・対処法・応急処置
鼻血が出た時の正しい対処法や鼻血が止まらなくて困った時の鼻血の止め方、更にはNGなことなどを紹介します。
鼻血が出た時の 間違った 対処方法
- 上を向く、仰向けに寝かせる
- ティッシュを詰める
- 上を向いて首の後ろをトントンする
鼻血が出た時の正しい対処方法
①背もたれのあるイスに座らせた状態がいちばんいい処置法ですが、椅子の無い場合は鼻を指でしっかりつまんで、下(した)を向かせてください。寝かせるのではなく、血が止まるまで鼻の位置を心臓より高くしておきます。
②外から触って骨が無くて硬くない「小鼻の部分」を親指と人差し指でつまんで圧迫します。圧迫時間の目安は15分です。
鼻血の止め方
出血を止める救急措置の基本は「 圧迫止血 」となります。
鼻の位置を心臓より高くして小鼻の部分を親指と人差し指でつまみます。
その後、額から鼻にかけての部分やくびすじを冷たいタオルで冷やします。
鼻血を出さない為の予防方法は2つ
①鼻の粘膜を傷つけないようにすること
②タンパク質やビタミンを十分に摂ること
鼻血を防ぐ食べ物
背後に病気が隠れていないタイプの鼻出血が頻発しやすいというのでしたら食生活を見直すのがお勧めです。
鼻出血を防ぐ食べ物があるので参考にしてみてください。
ビタミンA
ビタンミンAは粘膜の細胞の正常な分化を促す栄養素なので、鼻の粘膜もしっかりと作ります。
[surfing_su_note_ex note_color=”#fbfeb5″]鶏レバー・うなぎ・しそ・卵・人参・ほうれん草・春菊・にら・ほたるいか・いくら・プロセスチーズ・パルメザンチーズ[/surfing_su_note_ex]
ビタミンB2
ビタミンB2は粘膜を健康に保つ役割を果たします。
[surfing_su_note_ex note_color=”#fbfeb5″]うなぎ・魚肉ソーセージ・たらこ・ぶり・辛子明太子・さわら・いくら・かつお節・のり・あおさ・パルメザンチーズ・プロセスチーズ・たまご・納豆[/surfing_su_note_ex]ビタミンK
骨粗しょう症だと鼻血が出やすくなります。
骨粗しょう症を予防するビタミンKを摂ることは鼻血の予防に繋がります。
そば
夏でも冬でも食べるそばが、鼻出血予防には効果がある食べ物でもあります。
そばは毛細血管の強化をしてくれる食べ物でもあるので、もともと血管が弱くて鼻出血しやすい体質の方は積極的に摂取するといいですね。
そばに含まれるルチンという成分が毛細血管の強化をしていますが、ビタミンCと同時摂取でより効果を発揮しますので、のりとネギを一緒に食べましょう。
お茶
緑茶、日本茶、紅茶、ウーロン茶など多くのお茶に含まれる成分がタンニンです。
タンニンには止血効果があるので鼻出血しても止まりやすくなるというメリットがあります。ですが、タンニンは鉄分の吸収率を下げるので鉄分を含む食品と一緒に摂取しないようにしましょう。
子供の鼻血あるある
子供の鼻血は夜中や朝方に多い
朝起きたら子供の枕や布団、頬に鼻血らしきものが・・・これが3日間とか続いたら心配になります。
子供は鼻をほじる習慣があります、寝ながら鼻をほじっている可能性があります。人差し指などに血がついている場合はたいてい鼻を知らず知らずのうちにほじっているケースが多いです。
あまり気になる場合は寝ているときに見てみるといいですね。
また、子供の鼻血が繰り返しだと心配にもなります。繰り返すことで粘膜は弱くなっていると思うので耳鼻科や小児科に行き相談しましょう。鼻炎や鼻水の治療をすることで鼻を手に入れないようになる場合もあります。
子供の鼻血が止まらない
問題のない鼻血なら座らせて15分も鼻をおさえていえば普通に止まります。
でも、ダラダラと1時間も続いているなんてときは救急で耳鼻咽頭科に行き、止血剤などで止めてもらいましょう。10分~30分経っても止まらない時は耳鼻科に受診しましょう。
また、なかなか鼻血が止まらない状態で鼻腔後部からの出血の場合だと、鼻からだけでなく喉の奥に流れる血が多くなります。この場合は早めの受診が必要です。
こどもは特に血を飲むと刺激で嘔吐してしまったり、ひどいときはショックに陥ることもあるといいますので、大量の血が出た時は慌てず、正しい判断をしましょう。
子供の鼻血が臭い
子供の鼻血で臭いとニオイを感じる場合は2つのことが考えられます。
1つは、鼻の病気として、蓄膿症や副鼻腔炎が考えられます。この場合ですとアレルギー鼻炎などの場合が多いです。
ひどくなると痛みなども出て鼻もかめない状態となりますので耳鼻科に受診しましょう。
もう一つは小さな幼児に多いのですが、異物が鼻に詰まってしまった場合もあります。
鼻や耳に物を入れやすい子供は鼻の中におもちゃやティッシュなどの異物が入っていないかをチェックしましょう。耳や鼻をかまうものを入れようとする背景には、鼻詰まりがあるなど耳鼻科系統の病気の場合が多いのでそちらも注意が必要ですね。
自分で確認できない場合は医療機関で見てもらうとそのまま処置もしてもらえるので良いかもしれません。
子供の鼻血で血のかたまりがでた
鼻血がでたと思って下を向かせていたらレバーのような血の塊が出る場合もあります。初めてだとビックリして悪い病気なのでは?と心配になりますが、血は体外へ出ると凝固作用が働き、固まろうとします。ですから、ゼリー状になり、かさぶたをつくり、自然と止血するようになっているのです。体が自然に止血するための仕組みですので心配はありません。
まとめ
子供に異変があるとどんな些細なことでも心配になります。
直ぐに病院に行きたくなりますが、親が冷静に判断することも必要です。特に鼻血の場合だと、子供は小さいほど鼻血が出やすいんです。正しい対処法や、危険な鼻血の状態を知っておくことで急な鼻血でもしっかり応急処置もできますね。子供を一番良く見ている母親こそ、こどもの状態をしっかり把握しておくと物事がスムーズに処理できますね。
また、子供を持つ親が気になる事柄として子供の便秘に関しても紹介していますのでそちらも参考にしてみて下さい。
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