食欲の秋は美味しい食べ物が多いです。
春夏の太陽をたっぷり浴びた栄養たっぷりの食材ばかりですが、一見地味で自分で買ってまで食べない柿が意外に栄養豊富だと知っていましたか?
美肌効果が抜群だという柿には、女子に嬉しいビタミンCやポリフェノールやカロテンが含まれています。
美肌はもちろん、健康にもいい成分がたっくさん詰まっています。
私の実家にも柿の木があり、おばあちゃんが秋になると柿の若葉のてんぷらや柿のてんぷら、柿のまますなどを作ってました。秋と言えば柿料理って感じの幼少時代でしたね。
「柿が赤くなると医者が青くなる」というほどの成分を食して、インフルエンザやプラコマイズマといった感染症にかからないカラダを作り冬を迎えましょう。
最も沢山の種類が店頭に並び、出盛りとなる旬の時期は10月から11月と言えます。品種によっては12月も美味しい旬の時期にあたります。
柿の栄養と効能
柿の栄養素で一番の注目はビタミンCです。
なんと、柿に含まれるビタミンCの量は、日本人がよく食べる果物の中でもトップクラスとなり、大きめの柿なら、1個食べるだけで、ほぼ1日分のビタミンCの必要量を摂取することができてしまうんです。だから美容効果も高いんです。また、健康効果も高く、血中脂質とコレステロール値を下げる効果は既に認められています。
柿に含まれる成分
- ビタミンC
- ポリフェノール
- βカロテン
- カリウム
柿に期待されている効能
- 花粉症の予防
- 動脈硬化の予防
- 高血圧症の緩和
- 利尿効果
- 高コレステロール予防
- 二日酔い防止効果
- 夜尿症
- やけど・かぶれ・しもやけ・虫刺され
- 風邪予防
- 痔の緩和
- 歯痛の緩和
注目したい3つの効果
美容効果
柿以外にも美肌効果の高い果物や野菜もありますが、柿は剥いて食べるだけで手軽にビタミンCが摂れるので便利です。食後のデザートに朝食におやつにと手軽に食べられるので美肌になりたい女性はこの秋、柿を積極的に食べるといいですね。
また、柿に多く含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を除去してくれてアンチエイジングに役立成分として知られています。
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美肌効果を更にアップするにはコラーゲンの生成を助けてくれるたんぱく質と一緒に摂取するのがオススメとなります。
手軽さでいえば、豆乳や牛乳とスムージーにしたり、ヨーグルトと一緒に食べると効果が期待できますね。
二日酔い効果
柿はお酒を飲み過ぎた後に食べると肝臓にいいですし、お酒の酔いを覚ますには効果的な果物です。柿に含まれるタンニンには、アルコール分解作用があり、そこにカリウムの利尿作用があわさって、二日酔いの原因物質を体外に排出してくれます。
朝起きて、二日酔いで気分が悪いときに、柿を1個食べると、アルコールが抜けて気分が回復します。この時に良く熟した甘柿が特におすすめです。
また、悪酔い防止には、お酒を飲む前に生の柿を1~2個食べておくといいようです。
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高血圧効果
血圧が高い人にも柿はおすすめですが柿の実ではなく柿の葉茶がおすすめです。
柿の葉にも豊富なビタミンCが豊富含まれています。柿の葉に含まれるビタミンCは「プロビタミンC」と呼ばれビタミンCになる一歩手前の状態で熱に強く壊れないものです。柿の葉を日陰に干しておいてお茶にすると、すぐれた健康茶として利用できます。
温かい飲み物でビタミンCが効率良く摂れるのは柿の葉茶ぐらいとも言われていますので近くに柿の木があり柿の葉が手に入るようでしたらぜひ作ってみたいですね。
柿の葉には、カキタンニン・ルチン・カリウムが含まれています。
「タンニン」は、毛細血管の浸透性を高め正常に保つ作用と血圧を調整する働きがあります。そして「ルチン」も毛細血管を強く柔らかくする効果があります。更に、「カリウム」には、高血圧の原因となる体内のナトリウムを減らしてくれる働きがありこちらも血圧降下に抜群の効果を発揮してくれます。
このように柿の葉に含まれる3つの成分が高血圧にはもってこいなのです。
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柿を食べるときの注意点
柿を食べ過ぎると、お腹を冷やし消化を悪くすることがありますので食べるなら適度な量の柿にしておきましょう。
また、柿が完熟すると、ビタミンCが半分ほどに減ります。皮をむいて干柿にすると、それ以上に減少するので、ビタミンCの摂取はあまり期待できません。ですが、ビタミンAは豊富になります。
成分の効果や効能を考えて食べ方にも注意しましょう。
先ほども説明しましたが美肌効果を求めるなら生柿+たんぱく質がおすすめです。
甘柿と渋柿の違い
渋柿を生で食べたことのある方はご存知でしょうが、渋柿と言うだけあり食べると口の中が渋くてたまりません。飲み込むこともできないほど渋いです。
柿の渋の正体は、果肉にできる「タンニン」という成分になります。
違いは渋み成分「タンニン」が口の中で溶けるかどうかできまります。溶けると渋くなり、溶けなければ甘くなります。
幼果期はどちらも渋みが溶ける「可溶性」タンニンを含みますが、甘柿は成長過程でタンニンが「不溶性」に変化して口の中で溶けなくなり、渋みを感じなくなるのです。甘柿は渋柿の突然変異種と考えられていて、日本特産の品種となります。
ですが、甘柿には、熟せば常に甘みを持つ完全甘柿と、成熟時に渋が残ることがある不完全甘柿に分類できるのです。店頭で販売されている柿は完全甘柿ですが、家の木からもいだ甘柿は不完全甘柿が混ざっており、渋柿ほどではありませんが渋みが残っています。
干し柿を作るのは渋柿
柿と言えばお正月に食べる干し柿しか食べないという人も多いかもしれません。
この干し柿は渋柿から作ります。甘柿で作ってもそれほど甘くなりませんが渋柿で作った干し柿はトロッとして本当に美味しいですね。
渋柿の方が甘柿よりも糖度が高く、タンニンの効果で腐りにくい点などから、干し柿は渋柿で作ることが一般的です。
干し柿の効能

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甘柿にも様々な効能や効果が期待できますが、干し柿にも多くの効果や効能が期待できるのです。
干し柿にすると、元々栄養価の高い柿がさらに栄養豊富になります。
ですが、ビタミンCが減少して、代わりにビタミンAが多くなり、食物繊維、カロチンが増えます。
比率でみると糖分が約4倍、カロテンは3倍、食物繊維については特に不溶性の食物繊維が豊富になります。
不溶性の食物繊維が増えることで、排便を促し、有害物質を体外に排出します。生柿は体を冷やしますが、干し柿は胃腸を丈夫にして内臓を温めます。
効能
- 疲労回復効果
- 便秘解消
- 内臓を温める
- 高血圧予防
- 脳卒中予防
- むくみ解消
- 腹水解消
- 二日酔い解消
- 発熱性疾患の軽減
- 目や粘膜、皮膚の保護
- 風邪の予防
生柿と干し柿との違い
生柿と干し柿の最も違う点は、2点です。
1つは、生柿に多く含まれるビタミンCは、干し柿にはほとんど含まれません。
もう一つは、生柿は体を冷やすが、干し柿は胃腸を丈夫にして体を温めてくれます。
簡単柿レシピ
柿は向いて食べても効能が高くいいんですが、料理のアレンジにも使えます。
お手軽柿料理
柿があればできてしまいそうな簡単料理です。自分のお好みで作れます。
- 柿とモッツァレラのサラダ
- さつまいもと柿のサラダ
- 柿と生ハムのサラダ
- 柿とバナナの豆乳スムージー
- 柿のなます
我が家も柿食べてます
今年に入り柿の消費に時々作ってます。
柿と大根のサラダ
柿とアボカドのサラダ
柿とチーズのトースト
女性たちがはまる柿プリンの作り方
柿のことを調べていて知りましたが、女性たちがはまっている柿プリンが存在しました。
作り方も簡単なんです。不思議なことに混ぜるだけで固まります。柿の甘みを感じるプリンです。
- 柿(熟しているもの・・・好きなだけ
- 牛乳・・・柿の半量
- 練乳OR砂糖・・・お好み
⑴.柿の皮を剥き、種を除き、実をフードプロセッサーかジューサー等でピューレ状にします。
⑵.⑴できた柿ピューレの半分の量の牛乳と練乳を加えてよく混ぜます。
⑶.出来上がった物を器に入れ、冷蔵庫で冷やし固めて出来上がり。
気になる柿料理レシピ
これから挑戦してみたい美味しそうなレシピをcookpadで探してみました。
詳しい作り方はcocokpadで確認できます。
まとめ
柿の効能や効果の多さには驚いています。
ですが、旬の食材となりますので、10月から11月ごろまでの限定とはなります。この時期は、夏の紫外線を浴びて肌も弱っている状態です。柿パワーに肌の回復を期待できそうですね。また、お正月頃出回る干し柿も、効果が多い食材だとわかりました。30代、40代以降の女性は秋は積極的に柿を食べると良さそうですね。
近頃は手軽に栄養素をとれる健康食品も人気です。
一日わずかで多くの栄養素を摂取できる飲料もおすすめです。