紫外線は今や女性だけの敵ではありません。
オゾン層が破壊され子供も紫外線対策が必要だと言われている時代です。
そして、紫外線を浴びすぎることで肌も乾燥し、肌ダメージの大きな原因とも言われています。
完璧な紫外線対策はあり得ないのかもしれませんが
絶対に焼きたくないと日々、紫外線対策している女性は多くいます。
ですが、正しい紫外線対策が出来ていなければ・・・
ただ、頑張っているだけになってしまいます。
正しい知識で、より簡単に紫外線対策を行えたらいいと思いませんか・
どうしたら、この夏、受ける紫外線ダメージを少なくできるのか調べてみました。
紫外線対策の基本ルール8つのポイント
7月・8月にピークとなる紫外線から自分を守るために気を付けたい基本ルールを8つにまとめてみました
紫外線の強い時間帯を避ける
紫外線が強いと言いながらエアコンがバンバンに効いた屋外にばかりいても不健康になってしまいます。屋外でも紫外線は浴びてしまいますし・・・
ですから、紫外線の強い時間帯を避けて戸外生活を楽しむことを前提に一日の予定を立ててみてもいいですね。
ちなみに、紫外線が一番強い時間帯は午前10時~午後2時の間だといいます。この時間帯は1日の紫外線量のおよそ50%が降り注ぐという恐ろしデータまで出ています。ですので、朝陽を浴びながら洗濯物を干したり、ウォーキングしたりすると朝から体温もあがり体の調子も良くなります。
また、出かける時間を、10時から14時の時間帯を避けて早めに外出し、遅めに帰宅してもいいですね。
陽も長くなりますので、夏休みの子供も夕方、蚊対策をして公園で遊ばせてもいいですね。
なるべく日陰を利用する
「紫外線」は場所によって紫外線量の違いがあることを知っていますか?
日なたでの紫外線量は日陰より多いことは誰でもわかると思います。とくにギラギラした太陽の下では日陰を好む傾向にもありますが、日陰は日なたの50%程度の紫外線量となっています。
ですから、なるべく日陰を利用しましょう。
正し。日陰だと紫外線を受けないわけではありません。直射日光を浴びていなくても紫外線は受けています。
また、夏といえば海です。砂浜だと10~25%反射しますし、水中にいても紫外線を防ぐことは出来ません。
水深何十メートルなら別かもしれませんけどね・・・
サングラスをかける
”日焼け”というと手足や顔ばかり対策しますが、本当は目を最も紫外線から守る必要があります。
他の臓器と違い、唯一外部にさらされているため、直接的なダメージを受けやすい部分ですもありますし、角膜が紫外線を吸収すると、脳に「メラニン色素を作れ!」という指令を出してしまうのです。ここ近年の研究では、目に紫外線が当たると、肌が黒くなることが分かってきています。
目に炎症も起こす可能性もあり、日焼けやシミの原因ともなっています。。
ですが、なかなかサングラスはかけません。
特に子供だとサングラスをかけさせることはありません。
ファッショングッズというイメージが強いサングラスはついつい敬遠してしまいがちですが、紫外線対策には必須のアイテムでもあることがわかります。
サングラス選びのポイント
- 紫外線防止効果のはっきり示されたものを選ぶ
- 顔にフィットした、ある程度の大きさをもつサングラスを選ぶ
紫外線カットのサングラスを選ぶときですが、黒がいいとか薄い色はダメだとかではなく、「紫外線透過率」など性能をしっかり確認することが大事です。
(※紫外線透過率は、紫外線を透過するかを示す数字になりますが、数字が低いほど紫外線カットの性能が高いです)
眼に入ると危険な紫外線ですが、サングラスをかけることで90%近く防ぐことが出来るといいますので、外出時にはぜひ利用したいですね。色も黒いサングラスではなく透明に近い眼鏡のようなサングラスも多く販売されていますので、一つ購入しておきたいですね。
日傘を使う
日傘を使う目的は紫外線対策だけではないので、用途により日傘選びも違ってくるって知っていましたか?
日傘の用途は、涼しさ、日よけ-日焼けを防ぐ、紫外線防止、おしゃれの4つに分類されます。
おしゃれ、涼しさは想像で済ますが、残りの2つの用途を比較してみると
- 日焼け・シミ防止なら紫外線カット率
- 日焼け・シミ防止に加えて 「日除け」としての機能も求めるなら遮光率
このようになります。
そして、注意する点は日傘で紫外線をカットしてもアスファルトからの反射もあります。ですから、傘の外側だけでなく内側のことも考えて選ぶ必要があるという事です。
ただ一本の日傘ではありますが、選ぶ物によりより快適に過ごすことができそうです。
- UV紫外線を通しにくい生地、綿、麻、絹が好ましい
- 厚地や、二重張りの日傘も熱を通さず涼しい
- 涼しさと日焼けよけのバランスを考慮したレースや穴あきも涼しい
- 内側が濃い色だと下からの反射を防げる
- 外側は、生地の色にかかわらず生地に紫外線カット加工を施してあるもの
帽子をかぶる
小さなころから帽子は日射病を予防するアイテムとして幼稚園や小学校・中学校でも使用してきました。今は、頭皮・顔に当たる紫外線を防いでくれる消防士さんの頭巾のような帽子が出てきています。この帽子ですが、つばのある・なしで受ける紫外線量が違ってきます。
ちなみに、キャップタイプは顔の正面なら60%以上のUVをカットできますし、目に入るUVも20~30%防ぐ優れたアイテムでもあります。また、つばの大きな帽子なら正面だけでなく後ろも横もUVカット可能です。
選ぶならつばの大きなUVカット加工が施してある帽子にしましょう。
そしてつばの大きさですが7センチくらいなら理想だといいますが、つばが10センチ以上あると紫外線をほとんどカットできているだそうです。正に女優のさんが被っている大きな黒い帽子ですね。
衣服で覆う
暑い時期ですが衣服で覆うことで紫外線防止にはなります。
ただし、暑い時期ですので熱中症の心配も必要です。通気性や吸収性が良いものがいいですね。最近では、夏用の薄い長袖シャツや長袖の上着もおしゃれな商品が多く出ています。
日焼け止めの活用
日焼け止めには、SPF値(紫外線B波を防ぐ効果の度合い)、PA値(A波を防ぐ度合い)の2つの数値があります。
この数値が高いほど効果の強い日焼け止めとなります。ですが、効果の強い日焼け止め化粧品は肌に負担をかけるという多くなデメリットもありますので、数値だけでなく自分に合った日焼け止めを選ぶことが大切なポイントです。
ちなみにSPFは2から50までの数値で表されます表示する数値の上限は「50+」となります。
PA値は、PA+、PA++、PA+++となります。
日常生活での使用なら、【SPF20・PA++】程度で良いといいます。【SPF50・PA+++】は相当強く肌への負担も大きいと思います。
できれば肌優しいそこそこ効果の期待できるものを、2、3時間おきに塗り直して使うと効果的です。
食べ物に注意する
- 日焼けしやすい食べ物・・・レモン・オレンジ・グレープフルーツ・キウイ・いちじく・ライム・きゅうり・パセリ・セロリ・みつば・しそ・クロレラ
- 日焼けしにくい食べ物・・・トマト・うなぎ・コーヒー・緑茶・アボガド・メロン
夏によく食べる柑橘類は日焼けしやすい食べ物だって知りませんでした。
柑橘類には、ソラレンという紫外線に敏感に反応する性質の光毒性物質が含まれています。ですから、朝はオレンジを食べていたとかスムージーを飲んでいると危険です。朝、ソラレンを含む食べ物を食べ日光に当たることでシミになりやすい状態を作ってしまいます。
ですが、ビタミンCなど美肌にいい栄養素も含みますので、夕方に食べるといいといいます。
じゃあ朝は何を食べるのがおすすめかというと、トマトだといいます。
リコピンでお馴染みのトマトにはトマトにはビタミンCも豊富です。更に、抗酸化作用が期待できるビタミンA、Eも含まれている食材です。そして、注目はやはりリコピンです。トマトに含まれるリコピンには強い抗酸化作用があり、メラニンの生成を促進する活性酸素を取り除く働きがあるので紫外線の強い時期の朝のトマトジュースは最強です。
スムージーをつくるなら、アボガドとトマト中心ですね。ちょっとリッチにメロン味もいいですね。
コーヒー好きさんなら朝のコーヒーはおすすめです。
おすすめの食べ物、NGな食べ物を知っておき、自分の行楽スケジュールに合わせて朝食も変化させてみてもいいですね。
紫外線対策これはNG
知らず知らずのうちにやっている肌にいいはずのあんなこと、こんなことが実は肌ダメージの原因となっていたかもしれませんね。
日焼け後の美白化粧水
もともと美白化粧品は強めの化粧品が多いですので、日焼けして肌が炎症を起こしている状態では使わないほうがいいです。
日焼けしてしまったらまずは冷やしましょう。肌のクールダウンを優先に考えて、刺激の少ない使い慣れた化粧水でたっぷり保湿して。水分を与えることが大切です。
私の場合は日焼け後は子供がお風呂上りに使っている、無添加の安い化粧水をたっぷり使っています。
日焼け後のキュウリパック
実は日焼け後のキュウリパックもNGだといいます。
キュウリは柑橘類と同様に、ソラレンを多く含む食材です。そのきゅうりをパックとして使うと、肌に直接ソラレンが触れることになります。
あまり効果が期待できない上に、しっかり洗い流さないとシミの原因となってしまうのでおすすめではないといいますよ~。このきゅうりパックは毎年、何度もしていた人も多いでしょうね。
アロマも危険
自宅にアロマ精油を使用している人も多いですね。
アロマ精油にも光毒性をもつ精油がありました。肌に着いた状態で、日光や紫外線に当たると精油の中に含まれるフロクマリン類という成分が反応を起こすます。これが、やけどやかゆみ、色素沈着を起こしてしまう場合もありますので、外出前半日くらいは控えるといいですね。
光毒性をもつ代表的な精油は、ベルガモット・アンジェリカ・ルート・レモン・グレープフルーツの4つの精油となります。
レモン、グレープフルーツは食べるのも良くないけど、アロマ精油としても日焼けとは相性が悪いようですね。
特にグレープフルーツはダイエット効果のある精油とも言われていますので、夏場に使いたいと思いますので、時間を考えて使うとか、外出前にシャワーで洗い流すとか工夫して使うといいですね。
冷え性
冷え性は対策ではありませんが、シミ・シワ・くすみ・たるみ・目の下のクマにも関係しています。
冷えにより、肌のターンオーバーの機能が低下し、メラニン色素が沈着しやすくなり、シミができやすい状態になりますので、エアコンなどで日中冷えているなら、お風呂でしっかり温まるとか、温かい食べ物を食べるなどして改善に取り組みたいですね。
まとめ
夏になると紫外線は強いのに野外で過ごす機会が増えます。
万全の紫外線対策・日焼け対策はないように思いますが、少し注意を払い生活することでかなりのカットが出来ることがわかりました。
特に、一日の計画をしっかり立てて紫外線の多い日中は屋外で過ごすなど工夫したいですね。
また、顔や手足の対策だけでなく目の対策もしっかり行う必要生を感じています。
夏場はファッション性よりも機能性重視で活動し、秋冬に大きなシミ発見!なんてことにならないようにしたいものです。
そして紫外線対策に欠かせないのがスキンケアです。
夏のスキンケアはとにかく保湿が大事です。紫外線を受け弱っている肌にはしっかり保湿です。
夏のスキンケアのポイントも紹介していますので参考にしてみてください。
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