以前から美容効果や健康効果、そして美髪にいいと言われている昆布ですが、どう食べたらいいのかわかりません。おにぎりに入れたり、朝ごはんに大活躍の塩昆布やしそ昆布などの加工食品くらいしか食べていませんでした。
ですが、数年前に当時、大注目だったサトエリが、”とろろ昆布を毎日、みそ汁に入れて食べている”ことを知り私もその頃から食べています。私は毎日は食べていませんが、週に数回は今でもとろろ昆布を食べています。小学生の娘も大好きです。
とろろ昆布は、女性が悩む「冷え性」「便秘」「ダイエット」を簡単に解決してくれる食材でもあります。
お土産などで売られている高級なとろろ昆布もありますが、一般のスーパーで売られているごくごく普通のとろろ昆布でも十分威力を発揮してくれています。
毎日、快便ですし、ちょっと太り気味ではありますが、普通に食事してお酒も飲んで、甘いスイーツも食べてもそこそこの体重を維持できています。これも時々、食べているとろろ昆布のおかげなんでしょうかね。
超簡単なとろろ昆布×みそ汁の恐るべき効果
サトエリさんは毎朝と言っていましたが、朝は軽いパン食の私は昼食にみそ汁を飲みますが、とろろ昆布をひとつまみ入れます。ひとつまみで十分ですし、みそ汁の味もアップします。
みそ汁にひとつまみ入れるだけなので最も簡単にとろろ昆布を食べられる方法だと思い、当時は毎日飲んでいました。
飲み方&注意点
とろろ昆布が体にいいと聞いてスーパーからとろろ昆布が消えるという現象が起きた時期もあったようです。
ですが、とろろ昆布にはヨウ素が多く含まれますので一日の上限は3mg(マイクログラム)です。
時々食べて3mgを超えても特に問題はないとは思いますが、毎日3mg以上食べ続けていると甲状腺を悪くしますので注意がいります。(※1mgは0.001g)
ひとつまみの量が何グラムかは正確に計ることが出来ませんでした。ひとつまみ1グラムもありませんでした。
「とろろ昆布」には糖質や脂質の吸収を抑える効果もあります。ですから、みそ汁に入れたら先に飲みましょう。
満腹感も得られるので食べ過ぎを防止することができます。食物繊維・エネルギー・カルシウム・ナトリウムなどが含まれるので朝食のみそ汁にひとつまみが断然おススメです。
また、かなり少量でいいかと思います。
体温アップ効果
みその成分にもとろろ昆布にも、「アルギン酸」が豊富に含まれています。
アルギン酸は、皮膚の血管を拡張させる働きがありますので、体温上昇や代謝改善に効果が期待できます。低体温で午前中やる気が出ない人などにもおすすめです。
体温も上昇することから冷え性の改善にも良さそうです。冬だけでなく夏の暑い時期はエアコンで体が冷えてしまっている女性が多いので、朝のみそ汁+とろろ昆布はいいですね。やはりみそ汁+とろろ昆布は朝食がもっともおすすめではあります。
食べ過ぎない
とろろ昆布は、お腹の中でふくらんで食べ過ぎを防ぐ効果が期待できることから、とろろ昆布ダイエットをする女性も一時期増えました。味噌汁にとろろ昆布を加えることで、汁物+膨張でかなり満腹感を得ることができます。だから、食べ過ぎてしまうのを防いでくれます。
ただ、みそ汁だけではお腹が空いてしまいおやつをつまむ原因となりますので、ごはんもおかずも一緒に食べたいですね。ですが、先にみそ汁を飲むことで体が熱くなりますし、満腹感もかなり得られます。
食物繊維が簡単に摂取できる
とろろ昆布には、女性が大好きなミネラルや食物繊維も多く含まれます。ですから、ダイエット効果も高いと言われています。とろろ昆布を味噌汁に加える効果として、成分吸収も良く効率的に摂取できます。
とろろ昆布は、食物繊維が豊富に含まれていますが、過剰摂取は危険ですので毎朝、みそ汁に適量いれることで十分、便秘解消効果が高いのが特徴です。便通の改善が期待でき、尚且つ、腸内洗浄もできるのでインナービューティーにも役立ちますね。
とろろ昆布とはどんな昆布のことなの?
“ウィキペディア”
とろろ昆布(とろろこんぶ、とろろこぶ、薯蕷昆布)とは、コンブを加工した食材のことである。削りこんぶとも。酢に漬けて柔らかくしたマコンブやリシリコンブをブロック状に固め、その断面を薄く糸状に削りとったもの。 おぼろ昆布は糸状ではなく昆布の表面を職人が一枚ずつ帯状に削ったもののことである。
とろろ昆布は手頃な値段で買えますが、同様の昆布でおぼろ昆布もあります。
簡単に区別するとしたら、とろろ昆布は機械で大量生産したもの、おぼろ昆布は職人さんの手作業で削られた昆布となります。
そして、とろろ昆布やおぼろ昆布は様々な昆布からできていますが、今話題のガゴメ昆布も含まれています。ガゴメ昆布のフコダインも知らない間に摂取できているんですね。
ただ、ガゴメ昆布人気から、ガゴメ昆布100%のとろろ昆布や、おぼろ昆布も販売されていて人気となっています。
とろろ昆布の注意点
とろろ昆布だけでなく、昆布の食べすぎはヨードの過剰摂取による甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があります。日本人は出汁などを昆布から摂りますので普通に食事してもヨードを食事の成分からとっています。市販のめんつゆなどを使い料理する人も多いと思いますが、昆布だしです。ですから、美容にいい、健康にいい、ダイエットしたいととろろ昆布を過剰に食べないようにする必要があります。
日本では成人の摂取基準成人 150μg 摂取上限値を一日3mg( 3,000μg)としています。
日本の乾燥昆布は100グラム当たり100~400mgのヨードを含んでいますので、10グラムの昆布を摂取したとすると上限値の3倍以上摂取することになります。とろろ昆布の場合ですとひとつまみで2グラム程度になります。
我が家の場合もとろろ昆布でおにぎりを作ったり、簡単な料理に使ったり、お吸い物に、お茶漬けに・・・と使うので朝のみそ汁に入れるのを止めました。特に夏場は、とろろ昆布を週に2,3回食べている感じです。冬は結構、みそ汁に入れることも多いですね。何でも程々がいいと思います。
とろろ昆布の保管方法
とろろ昆布を一袋購入し、みそ汁に毎朝、ひとつまみ入れても長持ちします。
入れるを忘れて放置していたら・・・虫がついていた。なんてこともありました。
一時期、冷凍庫に入れていましたが、とろろ昆布の袋に保存方法もしっかり書かれていました。以来、常温保存しています。が、使った後にしっかり密封するようにしています。
また、長い時間袋を開けたままにしないように、ある程度の量を皿に出しておいてから、袋を密封しています。使う時はお皿から使っています。
湿気には弱いように感じていますのでしっかり密封しています。
100均で購入した、食べかけのお菓子や使いかけの粉物を密封するもので大丈夫です。
とろろ昆布のパワー
中性脂肪上昇を抑制
とろろ昆布が通常の昆布よりも優れている点は、昆布を酢に漬けて表面を柔らかくしてから、薄く削ることで、細胞が細かく切断されて中性脂肪値の上昇を抑えるとされる水溶性食物繊維が体内に取り入れやすい状態になることです。
ですから、昆布よりもとろろ昆布の方が中性脂肪値の上昇を抑えるのに効果的だと言われています。
また、とろろ昆布は加工品とはなりますが、煮出したりしないことで成分の流出がありませんから昆布の成分をたっぷり含んでいます。中性脂肪上昇を抑制以外にも、生活習慣病予防に役立つ成分が豊富に含まれていることが知られています。
注目の2大成分の複合率が高い
とろろ昆布に多く含まれる注目成分は、アルギン酸とフコイダンとなります。
- アルギン酸
アルギン酸は、高血圧の予防、血中コレステロールの抑制作用、血糖値の上昇抑制作用、便秘解消、動脈硬化の予防などの効果が期待できます - フコダイン
フコイダンは、海藻に含まれるヌルヌル成分でコレステロールや中性脂肪、血糖値の低下、肝障害の改善、抗がん作用、ピロリ菌の抑制、抗アレルギー作用などを改善してくれる成分として注目を浴びています。
「血中中性脂肪の上昇を抑える」作用は、体内にたまっている中性脂肪を減らす効用ではありませんので劇的に痩せることを期待しないほうがいいと思います。また、ミネラルや食物繊維など、生活習慣病に欠かせない成分も含まれていますので、バランスの良い食事にプラスするのがおすすめです。
汁物や麺類、ごはんにのせて、おにぎりにまいてなど手軽に使えて、旨味をプラスできるとろろ昆布は、毎日の献立を考える主婦にとっては使いやすい調味料のような存在です。ちょっと加える、という昔からの使い方で健康や美容にぜひ取り入れたいですね。
その他にも
- カルシウム
カルシウムは誰もが知っているからだの機能の維持や調整に欠かせないミネラルの1つです。周知の通り、体内では生成することができず、食物から摂取する必要があります。とろろ昆布なら手軽にカルシウムの補給も出来そうですね。 - グルタミン酸
グルタミン酸は脳の神経伝達成分にもなる大切な成分の一つです。
脳の機能の働きや脳や体の疲労回復、食塩などの有害元素を体外に排出する働きをしています。
とろろ昆布のレシピ
我が家のとろろ昆布の食べ方とネット検索で見つけた今後、食べてみたいとろろ昆布レシピを紹介します。
「とろろ昆布 レシピ」と検索するとたくさんのとろろ昆布レシピが出ています。ぜひ、参考にして健康維持に努めたいですね。
我が家のとろろ昆布レシピ
とろろ昆布と塩こんぶのお吸い物
- とろろ昆布ふたつまみ
- 塩こんぶひとつまみ
- 熱湯
- 梅干し1個
お湯を注くだけで完成
冷奴
- 豆腐
- とろろ昆布ふたつまみ
- ポン酢適量
冷奴の上にとろろ昆布をのせてポン酢をかけて食べるだけ
手間もかけずに一品出来ます
ネバネバ和え
- 山芋 適量
- おくら 適量
- 白だし 大さじ2
- みりん 小さじ1
- わさび
- とろろ昆布
オクラは茹でて食べやすい大きさに切ります。
同じく山芋も食べやすい大きさに切り、調味料をいれて混ぜ合わせます。
最後にとろろ昆布を合わせて完成です。
わやがの夏の定番です。
わさびがダメな子供はわさび抜きで作っています。
最後に刻みのりをかけるとおしゃれに仕上がります。
食欲のない日の娘の朝ごはん
いつもこんな朝ごはんと言うわけではありませんが、とある日の朝食です。
とろろ昆布のおにぎりと野菜ととろろ昆布和え、煮卵、みそ汁です。
食欲がなく朝ごはんが中々、食べられない夏の日に作った朝食です。
とろろ昆布に騙されて野菜もしっかり食べられます。
和風パスタ
- パスタ
- オリーブオイル
- 昆布茶
- 梅干し
- とろろ昆布
オリーブオイルと昆布茶、梅干しをたたいたものに茹で上がったパスタを入れて和えたます。
和えたパスタに手でよくほぐしたとろろ昆布を和えてから上に刻み海苔を添えて完成です。
炊き込みご飯
- お米2合
- にんじん 70~80グラムほど
- シーチキン1缶
- 麺つゆ(濃縮2倍使用しました)大さじ4
- とろろ昆布10グラムほど
- 大葉お好みで♪
出汁巻き卵
- 卵
- おぼろ昆布
- めんつゆ
卵をといて、めんつゆで味付けします。フライパンに1を流し入れ、おぼろ昆布を敷き、素早く巻いていきます。
イカ刺し
- 生イカ(お刺身用)
- とろろ昆布
イカ刺しととろろ昆布を合わせて食べます。
まとめ
昆布が体に良いことは知っていましたがこれほどまでにパワーを持った食材だとは驚きですね。忙しい時や食欲のない時のインスタントにちょっととろろ昆布を足してみてもいいですね。ぜひこれから活用した一品です。
特に忙しい朝や食事をしたくない時の朝に、プラス1食材として足してみて下さい。